新潟県燕市に「プロセス開発センター」を新設
〜Roll-to-Roll技術※1と高速・高精度レーザー加工技術※2を融合し、量産プロセス開発を加速〜
武蔵精密工業株式会社(本社:愛知県豊橋市、代表取締役社長:大塚浩史、以下「ムサシ」)のグループ会社で、高速レーザー加工を手掛ける武蔵ワイヤード株式会社(本社:新潟県三条市、代表取締役:外山達志、以下「当社」)は、本社を新潟県燕市へ拡張移転し、新たに「プロセス開発センター」を開設します。2026年7月より順次稼働を開始する予定です。当社は、本センターの新設により、ムサシグループの技術力をさらに進化させるとともに、レーザー加工における量産プロセス開発の強化を図ってまいります。
※1:フィルムや金属箔などの長尺材料をロール(巻き取り状態)から繰り出し、連続的に加工しながら再びロール状に巻き取る製造技術。
※2:レーザーを用いて材料を高速かつ高精度に加工する技術。微細加工や高品質加工に適しており、電子部品や機能性材料など幅広い分野で活用されている。

1. 「プロセス開発センター」開設の背景
近年、EV(電気自動車)の普及や脱炭素社会の実現に向け、電池や機能性材料分野において、高速・高精度な量産プロセス開発の重要性が一段と高まっています。当社は、これまで培ってきたレーザー加工技術や量産対応力を基盤に、開発から検証、量産立ち上げまでを一貫して推進できる体制の強化を進めてきました。本拠点の開設は、その取り組みをさらに前進させ、お客様との共同開発をより迅速かつ高品質に進めるためのものです。
2. 「プロセス開発センター」の概要
・名称:武蔵ワイヤード株式会社 本社(プロセス開発センター)
・新所在地:新潟県燕市吉田法花堂1974番地1
・稼働開始時期:2026年7月
本拠点では、Roll-to-Roll搬送技術と高速・高精度レーザー加工技術を融合した量産プロセス開発を推進します。施設内には、独自開発のレーザー高速加工スキャナー「GHS」の試作機をはじめ、高速レーザーカット装置、レーザー乾燥・加熱装置「WiDRY」シリーズなど、数多くの試作機を導入しています。これにより、レーザー穿孔、カット、乾燥・加熱といった一連のプロセスを、とりわけRoll-to-Rollにおいて一貫して検証することが可能となり、「プロセス開発センター」としての機能が大幅に強化されます。
3.今後の展望
本拠点の開設により、お客様向けの試作・開発検証をこれまで以上に迅速に支援できる体制が整います。今後は、お客様と一体となって量産化プロセスの開発を加速するとともに、装置製作にも取り組んでまいります。また、量産化プロセスの高度化を通じて、省エネルギー化やCO2削減といった社会課題の解決にも貢献してまいります。
【武蔵ワイヤード株式会社について】
武蔵ワイヤード株式会社は、レーザーによる微細高速加工を得意として2014年に設立された技術開発型ベンチャー企業です。当社の技術は、長年培ってきた当社独自の光学設計技術を用いたレーザー技術と、フィルム加工、Roll-to-Roll搬送技術を組み合わせてノウハウを蓄積してきました。2024年4月の武蔵精密工業株式会社との資本提携により、ムサシグループとして事業展開の強化を図ってまいります。技術革新が進むレーザー光を用いた高精度かつ高速なレーザー加工技術により、Roll-to-Rollにおけるレーザー量産加工の世界を広げていくとともに、今後もベンチャー企業の精神を忘れず、日々技術革新に努めてまいります。

