技術開発で新しい価値を作り出す仕事が体感できる！
働く人が開発の楽しさを感じられる組織を作りたい！
代表取締役 外山達志
思ってもみなかった自分の経歴。人との出会いから今がある！
銀行員から樹脂加工メーカーでの新規事業を体験、レーザー事業へ
私の経歴を簡単にご紹介しますと、初めての就職先は某大手銀行でした。金融業界から経済を広く見てみたい、と漠然と考えたからですが、10年間の法人担当と5年間のM&A,ファンドの営業を通じて、広く経済の動きを理解することができ、また多くの経営者とお会いできたことが大変貴重な経験となっています。
その中でも、ある経営者と直接深くお話をする機会を得ることができたのが転機となりました。その方が経営する企業が新しい事業に取り組むチャレンジ精神と意欲に魅力を感じました。同時に「自分も是非一緒に取りくんでみたい」と思ったのが転職のきっかけです。2012年からウェーブロックグループの新規事業の一つであるレーザー事業に直接携わり、2014年の株式会社ワイヤードの設立を経て、2017年から現在の業務に携わっておりますが、これまで様々な方との出会いに支えられて、今の仕事ができていることを感じております。
「技術開発ベンチャー」でいたい！
チャレンジの面白さを体感し共有してもらいたい！
会社設立以降、⾊々な開発に取り組んで参りましたが、その中でも開発者Y氏との出会いが会社にとって大切な転機だったと思います。ワイヤードには既にロールtoロールのレーザー加工技術がありましたが、この技術のブレイクスルーに限界を感じていた時期でもありました。Y⽒の天才的な開発能⼒もさることながら、何よりもスゴイと感じたのは、開発の第一線で活躍してきた経験から培った物事に対する考え方やマインドです。ワイヤードはこのような豊富な開発経験のノウハウを承継する機会を得ながら開発の推進力を上げてきています。
私はよくワイヤードを「技術開発ベンチャー」と表現してメンバーと会話をしています。それはワイヤードが、常に新しいことにチャレンジする精神をもった企業であってほしい、という気持ちがあるからです。これまで蓄積してきた技術ノウハウと新しいチャレンジからブレイクスルーが生まれる、このチャレンジの楽しさを社員のみんなと共有できることが他では味わえない充実感だと思っており、その気持ちを共有できる組織でありたいと願っています。
また、新規開発というのは、「ゼロから新しいものを産み出す」と考えがちですが、たくさんの技術、ノウハウが集結し、そこに様々な能力を持った人々が真剣に向き合って取り組むことで、それらの組み合わせから産まれるものだと思っています。そのためワイヤードのメンバーには色々な個性や能力を持ったメンバーに集まってもらっており、この中から更に新しいものが産まれると確信しています。新しいものは決してゼロから産まれるものではなく、「組み合わせ」と「熱意」から産まれるものなのです。
そして、多くの人が「できない」と言っていたことが「できる」に変わる。この体験は技術に携わる全ての人達の夢でもあり、それを体感できるのがワイヤード、とみんなが思える会社にしたいと思っています。
「どんな会社にするか」ではなく「どんな価値を作り出すか！」に拘りたい！
「どんな会社でありたいか」と聞かれることがあります。…誤解を恐れずに言えば、私は「会社」という枠にあまりこだわっていません。会社の理念を社会に届けよう！会社を大きくしよう！とはあまり思っていないんです。
むしろ、ワイヤードに集まってくれた人達がお客様とともに価値あるものを作っていくための「ハコ」が会社であり、会社というのは手段の一つだと思っています。そして、その価値を作り出すと同時に、ワイヤードで働く人達が自分達の中にも価値を作っていくものだと思います。
また、レーザー加工分野は他の加工産業に比べるとまだまだ新しい産業であり、これからの世の中を変えていく加工技術が必要とされる分野だと感じています。ワイヤードは、レーザーを使いこなす加工技術の価値を高めることに注力していますので、これに拘ることで着実に世の中のニーズに応えることができると考えています。
会社を何十年と続けることは大変低い確率だと言われています。でも、そこで働く人はその会社以外でもきっとその会社で培った経験を活かして次の場所でも働いていくことでしょう。だから、ワイヤードで働く人がプロフェッショナルであり、会社が変わったとしても将来その経験を活かすことができれば、次のステージに繋がると思います。ワイヤードのメンバーにはそんな意識をもって一緒の時間を過ごしていってもらいたいです。
自分の生活で大切にしていること
社会人になってずっと大切にしているのは「3つの世界を持つこと」です。仕事・家庭・趣味のサッカー。毎年、毎月、毎週この３つをどう進めていくかを考えるようにしています。3つの世界があれば何かが上手くいかなくても他のことで気分転換ができたり、他のことから新しい可能性を見つけたりすることができるので、人生をより豊かにも幸せにもしてくれます。ありがたいことに私は他の人よりも精神的には多少タフなほうだと思っており、色々なことを同時並行で取り組むことも楽しめる気質なので、日々3つの世界を楽しむようにしています。
ただ、もちろん楽しいことばかりではありません。どんなことにもつまらないことや無駄だと思うこともたくさんありますが、100個のやることから10個、本当に面白いと思えることがあればそれが幸せなことだと思いますし、残りの90個のやることにもなんらかの楽しみを見つけて日々を過ごすことで、なるべく多くの時間を幸せに感じて過ごすようにしています。