型技術誌に「デジタルが拓く次世代の素形材技術」として掲載されました
1,型技術誌に掲載されました。
https://pub.nikkan.co.jp/book/b10045735.html
掲載文
1, GHS(Grand Helical Scan)スキャナを応用したレーザ穴開け加工技術は、φ10μm~φ30μm程度の穴を200,000穴/秒の高速加工を実現しています.
ワイヤードの特許技術であるGHSスキャナは、このような高速孔加工でも、スキャナの能力は充分な余力を残しています。一方レーザの繰り返し周波数は急速な進歩を遂げています。このことを考慮すると、よりGHSの能力が発揮されるアプリケーションが開発されることと考えています。
GHSの模式図を掲載します。
2, レーザパンチング技術
レーザ穴加工技術は、前述したGHSによる穴加工のようにφ10μm~φ30 μm程度の穴加工だけを要求されるわけではありません。レーザのビームサイズの10倍以上であるφ0.5以上の穴が要求される場合も少なくありません。しかし、ビームを円周状に回転させて加工したのでは熱影響も大きく時間もかかります。ワイヤードの光学設計技術は、そのような課題を克服し、金属箔、フィルムにφ0.5 ~φ2mmまでの穴を高速で加工する技術「レーザパンチング技術」を完成させました。金型のメンテナンスが不要で、数値の入力だけで、穴径、ピッチの変更が可能です。また、材料への熱影響は全くなく、加圧時の変形とも無縁です。