ウェブハンドリング誌にレーザ技術について寄稿しました
武蔵ワイヤードは、ウエブハンドリングにおけるレーザ穴加工を、世界で最初に実現した企業です。今までもトライした企業は、数多くありました。しかし実現せず、レーザの業界では、ウエブハンドリングのロール to ロールには、加工速度が追い付かないと避けて通っていました。
一方武蔵ワイヤードでは速度が追い付かないのは、スキャナの対応力不足と判断して、従来のスキャナの発想を変えて、新しいスキャナの開発に着手していました。そして、生まれたのがGHS(Grand Helical Scan)です。このスキャナの出現により、100,000~200,000穴/秒の速度を実現し、従来のスキャナの100倍の速度を実現しました。
そして、ロール to ロールで搬送されるフィルムや箔の加工に応用されるようになりました。
また、プレス技術にも紹介された武蔵ワイヤードのレーザパンチング穴加工技術は、レーザのビーム径φ20μmより大きなφ05~φ1mm程度の穴を、同時多穴加工(300穴)を可能にした技術です。特に金属箔の高速穴加工では、プレス加工の場合は、加工反力による歪が箔全体に及び、加えて金型のメンテナンスも高度の技術を要します。レーザ加工では、特殊な光学系を駆使して、同時300穴を実現しました。特筆すべきは。穴間の隙間は、50μm程度でも加工が可能になった事です。
エネルギの削減は、国を挙げての大きな課題になっていますが、電池製造やその他の工程においては、熱風を乾燥の技術に応用しているため多くのエネルギを消耗しCo2 削減の方向性を妨げています。武蔵ワイヤードでは、既に燕三条駅前にレーザ乾燥のラボを設け、多くのお客様にお試しいただいています。そして、エネルギの大幅削減が可能なことを実証してきました。レーザとロール to ロールを組み合わせたテスト機と、環境試験に対応するテスト機の用意があります。
武蔵ワイヤードの技術は、穴開けに限らずカットの技術も大いに特徴的です。タブカットや複合材の一層のみ加工する技術など、枚挙にいとまがありません。
技術情報協会発行のウエブハンドリング誌では、これらの技術がすべて網羅されています。ご一読ください。
書籍名
ウェブハンドリング、Roll to Rollを利用した生産技術とトラブル対策
発刊社
株式会社技術情報協会
URL
https://www.gijutu.co.jp/doc/b_2295.htm





