ラミネートフィルムへのレーザー溶着事例
ラミネートの溶着は、超音波溶着法等が検討されています。
しかし、形状の変更がある場合、振動子を新たに製作する必要があります。
また 小さい部品等は、振動子の設計・製作が難しいと聞きます。
「超音波でできることは、レーザーでもできるのではないか?
レーザーで出来れば小さい部品にも可能になる!!」
と思いレーザーでラミネートの溶着に挑戦しました。
今回使用したラミネートフィルム構造
ポリアミド(PA) μm/アルミニウムフォイル(Al)40μm/ポリプロピレン(PP)40μm
PP側を内側にし、溶着を試みました。
レーザー溶着
レーザーの当て方等を工夫し、溶着することができました。
強めの力でも、剥離しません。
万能試験機(㈱オリエンテック UCT-500)で引っ張り試験を実施したところ、接着強度50[N/10mm]の強度が得られました。
このレーザー加工技術を「防湿用の真空パッケージ」や「リチウムイオン電池用外装袋」の活用に期待をしております。