IRレーザーとBlueレーザーによる加熱の違いとは?食材を使って比較実験

1.IRレーザーとBlueレーザー、加熱にはどんな違いがある?

レーザーによる加熱・乾燥では、レーザーの出力だけでなく、波長や対象物の性質によっても、エネルギーの伝わり方が変わります。

そこで今回は、異なる波長を持つIRレーザーとBlueレーザーを同じ食材に照射し、加熱によって現れる変化を比較しました。

2.IRレーザーとBlueレーザーとは?

今回の実験では、異なる波長領域のレーザーを使用しています。レーザー加熱では、照射する光の波長と加熱対象物の吸収率との相互作用によって、対象物へのエネルギーの与えられ方が変化します。

 

IRレーザー
IR(Infrared)は「赤外」を意味します。
波長は、約1,000nmです。

Blueレーザー
Blueレーザーは、可視光の青色領域にあるレーザーです。波長は、約450nmです。
IRレーザーとは波長領域が異なるため、対象となる材料との組み合わせによって、加熱した際に現れる変化も異なる場合があります。

 

3.IRレーザーとBlueレーザーで食材を加熱!

今回の動画では、IRレーザーとBlueレーザーを同じ食材に照射しています。

レーザーを照射してから食材が変化していく様子と、照射後の状態をご覧ください。

加熱中の様子

レーザーを照射してから、食材が徐々に変化していく様子を確認できます。

動画ではIRレーザーとBlueレーザーによる加熱の様子をご覧いただけますので、それぞれの変化にご注目ください。

加熱後の様子

加熱後の食材にも、それぞれのレーザーを照射した結果が現れています。
詳しい実験の様子と結果については、ぜひ動画でご覧ください。


▼ YouTube動画はこちら

4.この実験から考えるレーザー乾燥

今回の実験は、食材をレーザーで加工することを目的としたものではありません。

身近な材料を使い、波長の異なるレーザーを照射した際に、対象物にどのような変化が現れるのかを観察する実験です。

実際のレーザー乾燥でも、対象となる材料や用途に応じた条件設定と評価が重要になります。

武蔵ワイヤードでは、金属箔や樹脂フィルムなどを対象として、材料や用途に応じたレーザー乾燥の評価・加工を行っています。

また、レーザー乾燥設備には、加熱温度や状態を確認しコントロールするためのサーモカメラ、熱電対温度計、炉内観察カメラ、乾燥した対象物を評価するための、電子天びん、カールフィッシャー水分計、ピール強度試験機、などの計測設備があり、試作・評価に活用しています。

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